一番身近にいるパートナーが、自分のことを信頼していて、
必要な時には助けてくれたり、
大変な時に「大丈夫だよ。君ならできるよ」と励ましてくれると、
心の「安全基地」としての役割を果たしてくれます。
自分以外に頼れるパートナーがいるからこそ、
外の世界に出て行っていろいろなことを成し遂げることができるのです。
イギリスの精神科医 ジョン・ボウルヴィは
アタッチメント(愛着)
という考え方を提唱しています。アタッチメントとは、
「特定の人に対する情緒的な絆」を持つこと
となりますが、人間にとって生涯、必要不可欠だと言えます。
そして、アミール・レイバン / レイチェル・ヘラーの2人は
大人のアタッチメントタイプとして
安定型/不安型/回避型/不安・回避型
の4つの型を提唱しています。
それぞれのタイプによって、自己肯定感や両親との関係、
恋愛関係について異なる考え方を持っているということがわかったそうです。
相手と親密になることは自然なことだと思っていて、
相手と仲良くなって、頼ったり、頼られたりという関係を築くことに抵抗がない。
また、自分が見捨てられるんじゃないかとか、
他人が自分に接近しすぎているんじゃないかといった心配はあまりしない。
パートナーとの「親密さ」はなくてはならないものと考えている。
相手に夢中になりすぎたり、
相手が自分を愛してくれないのではないかと不安にさいなまれたりしがち。
また、仲良くしたい相手について、
相手からはそこまで思われていないと感じていたり、
交際相手がいても、
本当は愛されていないんじゃないか、
捨てられるんじゃないかと、
常に不安でしかたがなかったりする。
愛する人とは何もかも分かち合いたいと思っているので、
それを言うと相手が重いと感じて去っていくこともある。
親密さは自由を奪われることだと思ってしまうので、
交際している相手がいても、常に一定の距離を置こうとする。
他人と親密になることについて、なんとなく気が進まない。
他人は完全には信頼できないし、
人に頼らないほうがいいと感じている。
だから、交際相手にもべったりされると、すぐ嫌になってしまう。
回避型の人はアタッチメント欲求から逃れようとする行動をとってしまいますが、
本当は心の奥底に「相手に頼りたい」という気持ちが隠れています。
しかし、「自分の身を守るために」回避という戦略をとっているに過ぎません。
あなたはどのタイプですか?
詳しく知りたい方は、ぜひご相談ください。
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